放浪縄文人の日誌

30歳過ぎて山麓に30年以上暮し、その後1年東京世田谷で暮し、2023年3月末から本州の北の方に行った老人の折々の日誌

床屋にいく。

今日(7月15日)、理髪店に行く。同じ店に今年3度目の訪問だ。

 

去年までは地元の低価格の理髪店に行っていた。

 

あるきっかけで、荻窪にあるこの理髪店に来るようになった。

 

今までは、髪が伸びてくると、耳の上あたりが膨らんできて、変な様相になっていた。この理髪店のマスターによると、髪の鋤きをしないからだそうだ。

 

たしかに、ここに来てからは、髪が伸びても前のように膨らんてこない。

 

髪を切る頻度も以前より減らしても大丈夫そうだし、料金が倍でも納得いく。

 

実は、昨年朗読で読んだ、浅田次郎の短編『ボスの忘れ物』で作者がモデルにしたのではないかと思う理髪店なのだ。

 

昨年あたりから毎月、山麓から世田谷の烏山に来るようになっているので、バスに乗って、たまには荻窪に出るのもよいかと思う。

 

それに、作品ではボスの自宅は烏山にあることになっている。

 

忘れ物に気づかないまま、先に進んでしまったあげく、結局は立ち止まって、前後左右見回しているような自分にとって、この作品は、気持ちが向かわなければいけない方向を示してくれる。

 

もう一度、朗読してみたい。