放浪縄文人の日誌

30歳過ぎて山麓に30年以上暮し、その後1年東京世田谷で暮し、2023年3月末から本州の北の方に行った老人の折々の日誌

第14章 野辺地での1年目(2023年3月29日~2024年3月末) 

野辺地町に到着したのは、2023年3月29日の昼過ぎだった。役場に行って必要な手続きをし、夕方連れ合いの赴任先の教会に顔を出す。
その日は町内のビジネスホテルに泊まる。
 
今日はちょうどそれから1年後の3月29日。
今日は夕方から教会で受難日礼拝だ。
朝から雨が降っている。山積みになっていた雪もだいぶ小さくなりまたこの雨で僅か残すだけになるだろう。
 
1年前、翌30日朝から住居となる牧師館で引っ越し荷物を降ろす。日通引っ越し便のコンテナも3つ届く。教会員の方も手伝いに寄ってくれた。
 
なんとか辿り着いたもののだいぶぐったりしていた連れ合いの母親は、午前中「牧師館」で少し横になり、午後は浅虫の病院に連れていって、そのまま入院になる。容態が落ち着いたら野辺地町内の介護施設に入所予定だったが、そのあと7月1日早朝に亡くなった。
 
この1年のあいだ、山麓、世田谷とも何度か往復する。荷物を持ってきたりすることもあり、軽貨物車で途中1、2泊しながらの旅だった。
山ろくの家の庭は荒れ放題で、11月末には草刈り機を積んで行く。
 
野辺地での生活は、日曜日の教会礼拝の週報の入力、春先から秋は周りの草刈り。冬は雪かき。と思ったが年々暖冬で、それに除雪車が奥まで入ってくれるので、数回のまともな雪の日のほかは部屋に籠ったままだった。
 
体を動かすことが少なくますます硬いぜい肉が増えた。 
 
これからの季節は、周りの草刈りなどもあるから少しは体を動かす機会も増えるだろう。
 
さらにまた1年、この1年とほぼ同じ日課で時々出かけたりしながら、課題も抱えて、厭きずに過ごしていけたらと思う。