野辺地の冬はようやく過ぎていったようだ。
大きなコブのように残っていた雪も日ごとに水になり、もんやりと湿気を感じる空気になってきた。
毎日あまり変わりない生活が続く。朝は体が痛くて起き上がるのが辛い時がある。
ほぼ平穏な毎日は、小説を主にして本を読むこと、時々室内運動、朗読や詩吟の練習、そしてパソコン入力などの週報作成の手伝いと夕飯作りなどで過ぎていく。一日で唯一の外出はだいたい買い物か。
対外的に人とのやりとりが格段に減った。特に仕事上の不可避的なやりとりは必要なくなった。それは精神衛生上好ましいことだと思う。
だが一方で、直接的な場面で人との関わりを必要としていることを切に感じたりする。
社交性、協調性をあまり持たない自分にしてもだ。
1人では生きて行かれないようなのは、たしかのように思う。ただ生存するということだけではなく、他者を必要とする。
本を読むということも、自分が経験していない世界を知ることを求めているからだ。
自分だけでは、自分自身がよく分からなくなる自分を抱えているからだろか。